reuse-win-cli
概要
NVIDIA の音声補正モデル RE-USE(NVIDIA NemotronLabs RE-USE)で、録音のノイズ・残響・こもりなどを除去し、声を聞き取りやすくするツールです。
YMM4 の音声エフェクト「AIノイズ除去(RE-USE)」と同じ処理を、YMM4 を使わずに音声ファイル・動画ファイルへ適用できます。
- NVIDIA・AMD・Intel のどの GPU でも動作します。GPU が使えない PC でも、CPU で(時間はかかりますが)動作します。
- exe 1 つで動作します。Python などのインストールは不要です。
非公式のツールです。NVIDIA とは無関係で、NVIDIA が公認・推奨するものでもありません。
ダウンロード
reuse-win-cli をダウンロードダウンロードした exe の初回起動時に、「Windows によって PC が保護されました」という画面が表示されることがあります。その場合は「詳細情報」をクリックし、表示される「実行」ボタンを押してください。
使い方
ファイルを D&D する場合
- 音声ファイルや動画ファイルを
reuse-win-cli.exeに D&D する(複数のファイルをまとめて D&D することもできます) - 元のファイルと同じフォルダに
<元のファイル名>_enhanced.wavが出力される
入力できるのは wav・mp3・m4a・aac・mp4・mov・wma・flac など、Windows がデコードできる形式です。動画は音声だけを WAV で出力するので、動画に戻す場合は動画編集ソフトで音声を差し替えてください。
コマンドラインで実行する場合
コマンドラインで reuse-win-cli.exe "入力ファイルのパス" [オプション] を実行します。
オプション一覧
| オプション | 説明 |
|---|---|
| -o, —output | 出力先のファイルのパス(入力が 1 つの場合のみ)。- で標準出力 |
| -s, —strength | 補正の強さ(0〜100%)。元の音声と混合する割合。既定値は 100 |
| -y, —overwrite | 出力先に同名のファイルがあれば上書きする |
| —cpu | GPU を使わずに処理する |
| —model | exe に同梱されている重みの代わりに使用する RE-USE の重み(.safetensors) |
| —license | ライセンスを表示する |
標準入出力(パイプ)で使う場合
入力に - を指定すると標準入力から読み込み、-o - を指定すると標準出力へ出力します(入力が標準入力の場合、-o を省略すると標準出力に出力します)。ffmpeg などのツールとパイプでつないで使えます。
| オプション | 説明 |
|---|---|
| —in-format | 標準入力の形式。wav(既定)・f32le・s16le |
| —rate | 標準入力が f32le・s16le の場合のサンプリングレート(8000〜48000) |
| —channels | 標準入力が f32le・s16le の場合のチャンネル数(1〜32) |
| —out-format | 出力の形式。wav(既定)・f32le |
例(cmd.exe):
ffmpeg -i in.mp4 -f f32le -ac 2 -ar 48000 - | reuse-win-cli - --in-format f32le --rate 48000 --channels 2 --out-format f32le | ffmpeg -f f32le -ar 48000 -ac 2 -i - out.flac
- Windows PowerShell 5.1 はパイプのバイナリを壊すので、cmd.exe か PowerShell 7.4 以降で実行してください。
- RE-USE は前後の音声を使うモデルなので、出力は入力より約 5 秒+推論の時間だけ遅れます。
動作環境
- Windows 10 / 11(64bit)
- Direct3D 11 に対応した GPU(NVIDIA・AMD・Intel のどれでも)。GPU が使えない場合は CPU で処理しますが、音声の長さの 20 倍以上の時間がかかることがあります。
ライセンス
- ツールのソースコードは MIT License です。
- exe に同梱されている RE-USE の重みは、NVIDIA の OpenMDW License Agreement, version 1.1 です。
詳細は reuse-win-cli.exe --license か、リポジトリの LICENSE・THIRD-PARTY-NOTICES.txt をご覧ください。